燃焼試験
鉄道車両用材料燃焼性試験のご案内
2018年4月より注意書き等変更しておりますので、お申し込みの時は最新版をダウンロードして下さい。また、返信用封筒として郵便局の赤いレターパックを推奨しております。複数件数の場合は、郵送料が安くなりますので、是非ご利用下さい。
1.申込み方法
- (1)協会受付
- :協会本部受付簿にご記入下さい。受付は、月曜日~金曜日(祝祭日を除く)9時~16時です。
- (2)宅急便等による受付
- :協会本部宛に送付してください。
※(1)(2)共に成績書の郵送をご希望の場合は、2.提出物の(6)返信用封筒を参照してください。
2.提出物
(1)試験依頼書
- 試験依頼書は、依頼社の所在地、会社名を記入し、社印を押印したものを1通作成して下さい。会社名は社名のみとし、部課名等の所属および代表者名等は一切書かないで下さい。同時に複数お申込みの場合でも、依頼書は1通で結構です。
成績書に写しが添付されますので、間違いの無いよう正しく記入して下さい。
⇒依頼書記入例
(2)燃焼性試験試料明細
- 燃焼性試験試料明細は、各試料毎に作成して下さい。用紙の各項目全てを記入して下さい。
材料欄の最初に試料が ①材料単体 ②複合材料 ③材料+基材 のいずれに該当するか丸で囲って下さい。内容は以下の通りです。
①材料単体:製品として均質の材料で出来ているもの
②複合材料:複数の材料から構成されているもの
③材料+基材:車両の部品に吹き付けたり、塗ったり、貼り付けて使用するもの
「材料」は、一般的な名称で記入して下さい。
成績書に写しが添付されますので、間違いの無いよう正しく記入して下さい。
例:○○樹脂、○○ゴム、○○系粘着剤等
材料が層状に構成されている場合は、必ず燃焼試験面の側から順に記入して下さい。それぞれの厚さを記入して下さい。
例:1) フィルム:○○系樹脂(0.2mm) 2) 粘着剤:○○系(0.08mm) 3) 基材:アルミニウム(2mm)
- 成績書に燃焼性試験試料明細の写しが、そのまま添付されますので、不要なことは一切書かないで下さい。連絡事項がある場合は(4)依頼者連絡先の用紙に記入して下さい。
⇒明細記入例
(3)試験片
- 試験片の大きさは、182mm×257mm(B5判)で平滑であり、同一試験に対して4片が必要です。
- 試験片は、必ず燃焼試験面を明示して下さい。試験片下部にフェルトペンやシール等で「試験面」・「燃焼試験面」等と記入して下さい。試験面側に記入できないときは、裏側に「裏側が燃焼試験面」と記入して下さい。
- 吸湿性のある試験片、溶剤を用いた試験片等は十分乾燥・養生させた後で提出して下さい。
- 試験片は、同じ材質でも厚さ、色彩、模様等が異なるときは、それぞれ試験が必要です。両面から燃焼試験を実施するときもそれぞれ試験をして下さい。
- 試験片の試験前の写真を成績書に貼付けますので、試験片中央部への書き込みなどしないようご留意下さい。
(4)依頼者連絡先
- 実際に依頼された方の住所、会社名、所属、氏名、電話、FAX、E-mail等の連絡先を記入して下さい。
- 試験結果の協会誌(R&m)への掲載の希望を選択して下さい。
⇒掲載内容について
- また、試験後の試験片の返却をご希望の方は、着払いでお送りしますので、(返却要)に ○ を付けて下さい。
- 成績書の受取方法を選択して下さい。有料郵送を選択した場合は返信用封筒を同封して下さい。
⇒連絡先記入例
(5)試験手数料
- 試験手数料は1件につき、団体正会員23,650円、非会員28,050円(消費税10%込み)です。
(法人登録番号 T1010405010609)
- 試験をお申し込みの場合は、下に示す口座にあらかじめお振り込みいただき、振込み控えのコピーをご提出下さい。
領収証は入金確認後発行し、成績書に同梱して送付いたします。
振込先:みずほ銀行新橋中央支店 普通 No.1598303
口座名義:(社)日本鉄道車両機械技術協会
(6)返信用封筒
- 成績書の郵送を希望される場合は、郵便局の赤いレターパックプラス(600円)に返信宛先を記入したものを提出して下さい。青いレターパックは受取確認ができないため使用しないで下さい。また、ご依頼主様保管用シールははがさないで送付して下さい。
- レターパックプラスの代わりに封筒をお送り頂いても構いません。簡易書留でお送りしますので、封筒(A4判)に宛名書きし、次の郵便切手を貼付して、試験申込み時に提出して下さい。
試験件数1件:530円、2~3件:620円
極力、レターパックプラスをご使用下さい。
⇒レターパック提出時のお願い
3.成績書
- 成績書は試験受付の次週には発行するようにしています。受取を選択された方は電話等で連絡いたしますので協会にてお受け取り下さい。
- 成績書の送付を希望され、レターパックプラスまたは、返信用封筒がある場合は、郵送でお送りします。
- 成績書の取扱い
当協会で行っている「鉄道車両用燃焼性試験」については、「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」(平成13年12月25日国土交通省令 第151号)の第83条の定めにしたがって実施しています。そのため、試験結果は、国土交通省に報告されるとともに、交付される試験成績表は、公文書に準ずるものとしての厳正な取り扱いが求められます。
万一、試験成績書に手を加えるなどの不正行為が行われた場合には、会社名の公表などの措置をとることがありますので、ご承知おき下さい。
受付等に関する不明な点はよくあるご質問をご覧の上、以下にお問合せ下さい。
協会本部
一般社団法人 日本鉄道車両機械技術協会
本部案内図
〒105-0003 東京都港区西新橋1-19-4 難波ビル5階
TEL:03-3593-5611 FAX:03-3593-5613
E-mail:nensyou@rma.or.jp(燃焼試験担当者)
通常月・火曜は、TEL:0422-47-0663でもお問合せ可能です。
ただし、試験中は対応できない場合もあります。
PDFファイルをご覧いただくには、Adobe Acrobat Readerが必要です。あらかじめソフトをダウンロードしてからご利用ください。Adobe Readerはアドビシステムズ社より、無償で配布されています。
鉄道車両用材料に要求される燃焼性(不燃性、極難燃性、難燃性)に関しては、省令第83条の解釈基準 基本項目と使用用途例をお読みください。
燃焼試験の試験方法の詳細
燃焼試験(鉄道車両用非金属材料)方法は図に示すとおりB5判の供試材(182mm×257mm)を45°傾斜に保持し、燃料容器の底の中心が、供試材の下面(燃焼面)中心の垂直下方25.4mm(1インチ)のところにくるように、コルクのような熱伝導率の低い材質の台にのせ、純エチルアルコール0.5ccを入れて着火し、燃料が燃え尽きるまで放置する。
燃焼判定は、アルコールの燃焼中と燃焼後とに分けて、燃焼中は供試材への着火、着炎、発煙状態、炎の状態等を観察し、燃焼後は、残炎、残じん、炭化、変形状態を調査する。
供試体の試験前処理は、吸湿性の材料の場合、所定寸法に仕上げたものを通気性のある室内で直射日光を避け床面から1m以上離し、5日以上経過させる。試験室内の条件は
温度:15℃~30℃
湿度:60%~75%
で空気の流動はない状態とする。