燃焼試験
コーンカロリメータ発熱性試験のご案内
2016年4月よりお申し込み方法・成績書の形式が変更になっておりますのでご注意下さい。また、注意書き等変更することがありますので、お申し込みの時は最新版をダウンロードして下さい。
なお、この試験は車両の天井部分に使用する材料であり、鉄道車両用材料燃焼性試験で「不燃性」であることが前提です。「不燃性」を取得した材料について試験依頼して下さい。燃焼性試験と同じ材料を同時に依頼された場合は、燃焼性試験の結果に関係なく、コーンカロリメータ発熱性試験を実施します。
1.申込み方法
- (1)協会受付
- :協会本部受付簿にご記入下さい。受付は、月曜日~金曜日(祝祭日を除く)9時~16時です。
- (2)宅急便等による受付
- :協会本部宛に送付してください。
※(1)(2)共に成績書の郵送をご希望の場合は、2.提出物の(6)返信用封筒を参照してください。
2.提出物
(1)試験依頼書
- 試験依頼書は、依頼社の所在地、会社名を記入し、社印を押印したものを1通作成して下さい。会社名は社名のみとし、部署等の所属および代表者名等は一切書かないで下さい。同時に複数お申込みの場合でも、依頼書は1通で結構です。
成績書に写しが添付されますので、間違いの無いよう正しく記入して下さい。⇒依頼書記入例
(2)発熱性試験試料明細
- 発熱性試験試料明細は、各試料毎に作成して下さい。用紙の各項目全てを記入して下さい。
成績書に写しが添付されますので、間違いの無いよう正しく記入して下さい。
材料欄の最初に試料が ①材料単体 ②複合材料 ③材料+基材 のいずれに該当するか丸で囲って下さい。内容は以下の通りです。
①材料単体:製品として均質の材料で出来ているもの
②複合材料:複数の材料から構成されているもの
③材料+基材:車両の部品に吹き付けたり、塗ったり、貼り付けて使用するもの
「材料」は、一般的な名称で記入して下さい。
例:○○樹脂、○○ゴム、○○系粘着剤等
材料が層状に構成されている場合は、必ず燃焼試験面の側から順に記入して下さい。それぞれの厚さを記入して下さい。
例:1) フィルム:○○系樹脂(0.2mm) 2) 粘着剤:○○系(0.08mm) 3) 基材:アルミニウム(2mm)
- 成績書に発熱性験試料明細の写しが、そのまま添付されますので、不要なことは一切書かないで下さい。連絡事項がある場合は(4)依頼者連絡先の用紙に記入して下さい。
- 車両用材料燃焼性試験で不燃性を取得した試料明細または成績書と、整合性が取れるよう同一内容にして下さい。
⇒明細記入例
(3)試験片
- 試験片の大きさは、100mm×100mmで平滑であり、同一試験に対して6片が必要です。
- 試験片は、燃焼試験面を明示して下さい。試験片端部にフェルトペン、シール、マスキングテープ等で「試験面」等と記入して下さい。試験面側に記入できないときは、裏側に「裏側が燃焼試験面」と記入して下さい。粘着紙で剥がすと試験面に紙や粘着成分が残るようなものは使用しないで下さい。
- 吸湿性のある試験片、溶剤を用いた試験片等は十分乾燥・養生させた後で提出して下さい。
- 50mm以上の厚さがあるものは、表面側から50mmの厚さで裏側を切断して下さい。
- 寸法公差はISO規格では100mm+0mm、-2mmと成っていますが、計測の正確を期すため、できる限り100mmに近い値とし、100mm+0mm、-0.3mmを目標に加工して下さい。
- 複合材料試験片の端部形状について
天井材、あるいは、天井灯具カバー等で、実際の材料の端部が、中央部と異なっているもの(縁材使用)がありますが、試験片での縁材の使用は認められておりません。したがって、複合材料は、全面に亘って、均一な材料を使用することを原則とします。天井材の中心部の多くの部分を構成している構造を持つ、全面一様な試験片を提出して下さい(図)。また、表面材や裏面材を折り返して端部を塞がないようにして下さい。
(4)依頼者連絡先
- 実際に依頼された方の住所、会社名、所属、氏名、電話、FAX、E-mail等の連絡先を記入して下さい。
- 車両用材料燃焼性試験で不燃性を取得されている方は試験番号を記入して下さい。
- 成績書の受取方法を選択して下さい。有料郵送を選択した場合は返信用封筒を同封して下さい。
⇒連絡先記入例
(5)試験手数料
- 試験手数料は1件につき、128,920円(消費税10%込み)です。
(法人登録番号 T1010405010609)
振込先:みずほ銀行新橋中央支店 普通 No.1598303
口座名義:(社)日本鉄道車両機械技術協会
(6)返信用封筒
- 成績書の郵送を希望される場合は、郵便局の赤いレターパックプラス(600円)に返信宛先を記入したものを提出して下さい。青いレターパックは受取確認ができないため使用しないで下さい。また、ご依頼主様保管用シールははがさないで送付して下さい。
- レターパックプラスの代わりに封筒をお送り頂いても構いません。簡易書留でお送りしますので、封筒(A4判)に宛名書きし、次の郵便切手を貼付して、試験申込み時に提出して下さい。
試験件数1件:620円、2~3件:670円
極力、レターパックプラスをご使用下さい。
⇒レターパック提出時のお願い
3.成績書
- 成績書は試験受付の次週には発行するようにしています。受取を選択された方は電話等で連絡いたしますので協会にてお受け取り下さい。
- 成績書の送付を希望され、レターパックプラスまたは、返信用封筒がある場合は、郵送でお送りします。
- 成績書の取扱い
当協会で行っている「コーンカロリメータ発熱性試験」については、「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」(平成13年12月25日国土交通省令 第151号)の第83条の定めにしたがって実施しています。そのため、試験結果は、国土交通省に報告されるとともに、交付される試験成績表は、公文書に準ずるものとしての厳正な取り扱いが求められます。
万一、試験成績書に手を加えるなどの不正行為が行われた場合には、会社名の公表などの措置をとることがありますので、ご承知おき下さい。
受付等に関する不明な点はよくあるご質問をご覧の上、以下にお問合せ下さい。
協会本部
一般社団法人 日本鉄道車両機械技術協会
本部案内図
〒105-0003 東京都港区西新橋1-19-4 難波ビル5階
TEL:03-3593-5611 FAX:03-3593-5613
E-mail:nensyou@rma.or.jp(燃焼試験担当者)
通常月・火曜は、TEL:0422-47-0663でもお問合せ可能です。
ただし、試験中は対応できない場合もあります。
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コーンカロリメータ試験(天井材:鉄道車両用材料燃焼性試験で不燃性であること)
試験方法は、図に示すとおり ISO 5660-1:2002 に準じた方法により、縦横約100mmの正方形で厚さ50mmまでの大きさで表面が平坦な供試材とし、放射熱50kW/㎡で10分間行う。
試験は、供試材3枚の最大発熱速度の平均値と各供試材の最大発熱速度の差が10%未満であることを確認し、10%未満の場合は当該3枚の供試材のデータを採用する。
10%以上となる場合には、更に供試材3枚の試験を行い、これらの供試材6枚のうち、最大発熱速度の最大値と最小値を除く4枚の供試材のデータを採用する。
燃焼判定は、試験時間中に計測された総発熱量(MJ/㎡)及び最大発熱速度(kW/㎡)並びに着火時間(秒)で行う。
着火時間(秒)は、試験片から炎が確認されてから10秒以上炎が存在した場合を着火とみなし、試験開始から最初に着火が確認されるまでの時間とする。