刊行図書

機械

機械関係工事標準仕様書集(JR東日本版 2022年5月)

 東日本旅客鉄道(株)(以下JR東日本)では、このたび「機械関係標準仕様書集」の改訂が施行されました。
 「管工事標準仕様書」は、平成27年3月以来の改訂、「機械工事標準仕様書」は、平成27年3月以来の改訂、「昇降機工事標準仕様書」は、平成26年6月以来の改訂と久しぶりの改訂となります。
 当協会では、これに付きましてJR東日本からの依頼をうけ、新冊「機械関係工事標準仕様書集」として販売いたしておりますのでご案内申し上げます。
 この「標準仕様書集」は、JR東日本の機械関係の工事を請負、施工する場合は、必要不可欠なものです。是非ご購入ください。


1.表題
機械関係工事標準仕様書集 東日本旅客鉄道株式会社編 A4版
2.内容
(1)管工事標準仕様書(改訂)
(2)機械工事標準仕様書(改訂)
(3)昇降機工事標準仕様書(改訂)
3.価格
2,200円(うち消費税200円)
※郵送時は別途送料がかかります。

お申込先

このページのトップへ

鉄道機械の事故・故障事例集 CD-ROM(検索システム)付

 当協会の「機械設備メンテナンス技術小委員会」は、2007年発刊以来10年が経過した「鉄道機械の事故・故障事例集」をリニューアルする取り組みを2017年から行ってきました。
 2007年版の事例集は、鉄道現場で発生する機械設備の事故や故障において、過去の失敗事例が活かされず、同じような「失敗」が繰り返されていることに着目し、類似の失敗を繰り返さないためのバイブルとして製作された経緯があります。これはJR各社が保有する機械設備を対象に設計・工事・メンテナンスにおける事故や故障の失敗事例を集約し、技術的観点から体系的に整理したものであり、これまで全国の鉄道会社等の機械系技術者の教育等に広く活用されてきました。
 リニューアル版の製作においても、2007年版を踏襲して全国の鉄道事業者等の機械関係業務に役立つものを目指すこととし、最新の事故・故障事例を充実させるとともに、失敗事例の「①分かりやすさ」「②オープン化」「③データベース化」の3つの新たなコンセプトを掲げ活動を進めてきました。
① わかりやすさ
 失敗事例を「事象概要、原因、処置、再発防止、注意点」に構造化し、且つ内容をシンプルにすることで、利用する機械系技術者にとって分かりやすく、活用しやすいものとしました。
② オープン化
 鉄道の機械設備に関わる失敗事例は、会社内の限定された範囲で教訓として活用されることはあっても、他の鉄道会社との共有化された知識としてポジ  ティブに活用される仕組みがないのが現状です。そこで今回は広くオープンな情報共有ツールとすべく、JR各社の他、公民鉄者局の失敗事例も協会のネットワークを活用し、集約することとしました。
③ データベース化
 失敗事例には分類(お客さま、運転支障、コンプライアンス、機械故障、労災)や機械名称等の検索タグを付与し、市販の汎用ソフトでデータベース化することで、機械関係業務の様々な場面(安全教育や施工検討会等)で欲しい情報を簡単に検索可能としました。更に2007年版にもリニューアル版と同等の検索タグを新たに付加することで、データベースの統合を図り、計375件から一体的に検索できるような仕組みとしています。
 今回製作しました「鉄道機械の事故・故障事例集」リニューアル版についても業務の中に取り入れ、最新の失敗事例から学び、同じような失敗(事故・故障)を起こさないためのバイブルとして使っていただければ幸いです。
 (「発刊にあたって」からの抜粋)


1.サイズ・頁
A4版オールカラー刷り製本 403頁
2.主な内容
  • 本事例集の構成について
  • 第1章 お客さまに係わる事例
  • 第2章 コンプライアンスに係わる事例
  • 第3章 運転支障に係わる事例
  • 第4章 労災に係わる事例
  • 第5章 機械故障等に係わる事例
  • 事例の検索方法について
3.発行
令和3年11月
4.価格
会員  7,700円(うち消費税700円)
非会員 9,900円(うち消費税900円)
※郵送時は別途送料がかかります。

お申込先

このページのトップへ

鉄道駅のエスカレーターハンドブック ~ ダウンタイム低減に関する提言

 各鉄道事業者が交通機関を利用する高齢者、障害者等の移動制約者を対象とした段差解消の施策として昇降機の整備を進めていくにつれて、お客さまにとってなくてはならない設備となったことで、故障発生時はもちろん、点検や改修工事におけるダウンタイムの低減が課題となっています。
 そこで、当協会の昇降機技術小委員会では、今後も鉄道各社にとって前述の施策等により年々保有台数が増え、昇降機のダウンタイム低減が共通の課題となっていることを踏まえ、特に旅客流動を確保する上で検討課題が多いエスカレーターに焦点を当て、現状の課題、対応策等の情報の共有化を図れるように本ハンドブックを作成することとしました。
 本ハンドブックでは、ダウンタイムを生じる要因として、「故障」、「点検」、「工事」と3つのケースに分類しています。それぞれのケースにおいて、ダウンタイムの低減事例を特性要因図により体系的に整理することで、ダウンタイム低減方法の考え方、思考の方向性を示すとともに、全体を俯瞰できるようにしました。更に、事例を活用しやすいように一件一葉にまとめ、答えそのものが見つからなくてもヒントを見出して、少しでも担当者の実務に役立つように工夫しています。また、故障分析によるダウンタイムの定量的評価や、保全方式の解説を記載するなど、より専門的に知見を深められるような内容も盛り込みました。本ハンドブックが、鉄道駅のエスカレーターのダウンタイムに悩む担当者が解決策を見出す一助となれば幸いです。
 (「はじめに」からの抜粋)


1.サイズ・頁
A4版オールカラー刷り製本 141頁
2.主な内容
  • エスカレーターの整備動向(交通機関、鉄道駅、構造)
  • 鉄道駅エスカレーターの特徴と課題
  • エスカレーターのダウンタイム定義と分析
  • 故障分析、故障における特性要因図と低減事例
  • 保全方式、点検における特性要因図と低減事例
  • 工事における特性要因図と低減事例
3.発行
令和3年12月
4.価格
会員  4,950円(うち消費税450円)
非会員 7,150円(うち消費税650円)
※郵送時は別途送料がかかります。

お申込先

このページのトップへ

ホームドアハンドブック 2024年版(DVD版)

 近年、ホームドアは高齢者、障害者等、すべての駅利用者のホームからの転落や列車との接触を防止するための設備として整備が推進されており、その有効性から、更なる整備拡大に対する社会的ニーズの高まりを見せています。
 2021年5月に閣議決定された「第2次交通政策基本計画」や2021年12月に「鉄道駅バリアフリー料金制度」を創設されるなど、ホームドア整備は新たなフェーズに突入したことが伺える状況となっています。
 当協会では、2013年1月にホームの安全確保技術小委員会を発足し、第1期の活動成果をまとめ2017年3月に初版のホームドアハンドブックを発刊、さらに日々進化するホームドアの最新技術等を新たにし、各種現地施工方法やトラブル事例を追加して2021年版を発刊しました。そして今回、第3期の活動成果として、新たに10の検討テーマを追加設定し、ホームドア導入の設計条件、運用課題の解決、メンテナンス・老朽取替の事例、国際規格化の進捗等、この間の状況変化を踏まえたハンドブックを2024年度版として再編しました。
 当協会会員を始めとするホームドアのご担当者や、これから導入に向けて検討している事業者の皆様に活用していただければ幸いです。今回より製本冊子ではなくDVDにて販売させていただきます。


1.サイズ・頁
A4版オールカラー DVD版 221頁
2.主な内容
  • 鉄道に関する技術基準、国土交通省の方針
  • 全体構想、機器設計(本体部、検知センサー、付帯設備)
  • 現地施工(ホーム、搬入、設置、工夫した点、新設工事事例)
  • 現地運用、異常時の取扱マニュアル
  • 新幹線可動柵、新しいホームドア、規格化
  • 事象トラブル事例(旅客、センサー、製造・施工、気象他)
  • 異常時の対応と課題
  • 設備実態調査(14社・40線区、ホームドア形状・連動他)
3.発行
2025年5月
4.価格
会員  7,700円(うち消費税700円)
非会員 9,900円(うち消費税900円)
※郵送時は別途送料がかかります。

お申込先

このページのトップへ