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令和元年度関西支部「車両と機械」技術セミナー開催のお知らせ

 本セミナーは、鉄道関係の業務に日常携わっている技術者を対象に、この業務の進歩・技術開発を支援
することを目的としたものであります。演題は、今年度本部で開催するテーマの中から特に会員の皆さま
の要望が強いと思われるテーマを取り上げています。多数の皆様にご参加頂きますようご案内します。
1. 開催計画
開催日
(曜日)
講演時間
           演    題
            講   師
  12/13
  (金)
 1
 13:30~15:00
 IC車載機システムの概要
 西日本旅客鉄道株式会社
 鉄道本部 施設部
  機械課 課長代理
 片山 知也 様
 2
 15:20~16:50
 次世代新幹線の実現に向けて
~これまでの研究開発と新幹線高速
      試験電車[ALFA-X]の製作~
 東日本旅客鉄道株式会社
 JR東日本研究開発センター
 先端鉄道システム開発センター 所長
 浅野 浩二 様
演題、講師その他の都合により、変更することがあります。
 2.開催場所  ㈱JR西日本テクノス 9F B1、B2会議室
                大阪市北区豊崎3-19-3 ピアスタワー
3.受講料  会員様 7,370円、  非会員様 8,360円
             4名単位でお申込の場合は、会員・非会員とも26,180円
4.申込方法  参加者氏名、会社名、所属、ご担当者名、連絡先住所、電話番号、メールアドレスを
        EmailまたはFAXでお申込ください。
        [申込書
 5.申 込 先  (一社)日本鉄道車両機械技術協会 関西支部事務局 笹野 宛
         〒531-0072 大阪市北区豊崎3-19-3 ピアスタワー 10F
         TEL 06-7223-8760 FAX 06-7223-8766 E-mail:rma-kansai@rwf.wjrtechnos.co.jp
6.締 切 り  令和元年11月22日 (金)迄 ※定員(40名)になり次第、締切らせていただきます。
7.講演概要
 No.1 IC車載機システムの概要
 西日本旅客鉄道株式会社(以下、当社という)では、2003年度にICカード乗車券システム「ICOCA」
のサービスを開始して以降、順次利用エリアの拡大を進めてきたが、境線にICOCAを導入するにあたり、
鉄道車両(以下、車両という)内でICカードを処理するIC車載機システム(以下、IC車載機という)を
開発した。
 2017年には境線と接続する山陰本線がICOCAの利用エリアとなっているが、その際に境線は自動改札機
を設置することが困難な駅が多くあったため、ICOCA利用エリアとすることができなかった。境線には
米子空港駅があり、東京からのお客様に対してICカードが利用できないことでご不便をおかけしていた。
そのような経緯から境線をICOCAの利用エリアとするために車載型のICカードシステムが必要となった。
  ICカードシステムを車両に搭載した意義としては、以下の点が挙げられる。
 ・ワンマン線区における乗務員の現金取扱量の低減
 ・無人駅における設備数量の低減
 ・自動改札機が設置困難な駅へのIC利用エリア拡大
 No.2 次世代新幹線の実現に向けて        
         ~これまでの研究開発と新幹線高速試験電車[ALFA-X]の製作~
 JR東日本における新幹線に関する研究開発は、高速化を大きな柱として進めてきた。新幹線のレベル
アップを目指し、高速化の研究開発から生じる課題に加え、日々の運行の中で表面化した課題の解決や、
効率性とサービスレベルをより向上させるために幅広い技術領域において研究開発に取り組んでいる。
 現在、将来の新幹線に向けた研究開発においては、安全・高速な移動手段の提供に加えて新たな価値の
提供を目指している。この実現のため、「さらなる安全性・安定性の追求」「快適性の向上」「環境性
能の向上」「メンテナンスの革新」の4つのコンセプトのもとで開発を進めている。
 本セミナーでは、JR東日本におけるこれまでの新幹線にかかわる研究・開発の経緯、将来の新幹線「次
世代新幹線」の構想と、これらの研究開発の評価のための「試験プラットフォーム」であるE956形式新
幹線試験電車「ALFA-X(アルファエックス)」について紹介する。